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トピックス社長のブログ中央教育審議会で発言 「教育振興基本計画の素案について」 グローバルリーダーとは?

まず、グローバル教育の目標が「グローバルに活躍できる人材の育成」と記されていた事についてですが、かつてグローバル教育の目標は「グローバルリーダーの育成」という表現が使われていました。しかし「グローバルリーダー」では、一部のトップ層だけをイメージしがちで、また日本がいつまでも世界のリーダーであるかのような誤った認識を与えかねません。その点で「グローバルに活躍できる人材」に変わったことは評価できるものです。

今後はさらに目標を「世界で活躍できる人材」から「世界と共働・共生できる」人材の育成に発展させていただきたいと思います。「グローバルに活躍できる人材」では、世界に出て行って活躍するというイメージだけを与えかねず、それでは地方とグローバルが結びつかなくなります。ICTの発達で日本中どこからでも世界にアクセスできるようになった時代、地方に住んで「世界と共同・共生」することは十分可能ですから・・。

もう一点は、グローバル教育の最大の問題は英語教育が中心になっているということで、英語は世界で生きるために最小限必要な力ですが、グローバルという未知の世界への扉を開けるキーに過ぎません。それよりも大切なのは、扉の向こうの未知の世界を歩く力の方です。ではどうやってその力をつけるのか?グローバル教育という言葉が使われ始めた2010年頃から、ASEANの台頭や、アメリカの保護主義化など世界は大きく変わってきています。2020年オリンピックを前に、今もう一度、グローバル教育のあり方を再考しても良いのではないでしょうか?

(私が意見を出した後で、国際キリスト教大学の日比谷学長が発言されました。日比谷学長とは、女性同士ということもあり、私が和歌山大学に勤務していた頃から交流させていただいています。日比谷さんの意見は、英語力がグローバルに活躍するためのごく一部であるというのはその通りだけれども、(国が目標としている、中学校卒業時に英検3級程度が50%以上が) 30 %台であるというのは問題。新たな目標値を定める前に、なぜうまくいってないのか、どこが悪いのかを真剣に考える必要と言うものでした)(一部編集)

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